タイ古式マッサージ
- HOME
- タイ古式マッサージ
タイ古式とは
アジアの伝統的な健康法としては、ヨガや指圧、整体などがありますが、古式マッサージとして有名なタイ古式とは、頭の先からつま先までトータルで行われる全身マッサージを指します。
一般的なマッサージは指圧によるものが多いのに比べ、手の平や肘や膝、足などの身体の関節や一部を使って筋肉を刺激する点が、他のマッサージと異なる点です。
これにより、「セン」と呼ばれる人体を流れる”気”のような流れをコントロールして、自律神経を高め、人体の免疫力、自然治癒力を高めようとするのがタイ古式です。
今から約2,500年前に、タイ古式の歴史は始まったと言われています。
タイの医学史上では、インドからやって来たシヴァカ・ゴーマラバット師がその施術を行った起源と言われています。仏教の中での医師でもあった彼は、タイにマッサージを通して霊感によって導かれた施術法の他に、ハーブやミネラルの効果として、タイ古式マッサージでも頻繁につかわれる、その癒やし効果も発見したと伝えられています。
タイ古式マッサージは、大きく3つに分類されます。現在ロイヤルマッサージと言われるラーチャサムナックは、宮廷で行われていた作法が厳格なものです。庶民に行われていたのは、チャロイサックと呼ばれるもので、手のひら、肘、膝、足や指を使い、一般的に行われるタイ古式マッサージは、ほとんどがこれです。
チェンマイ式は、ストレッチの技が多いマッサージ法で、瞑想などを活用したものになります。
タイ古式 効果
他の多くの指圧などを利用したケアとは違い、タイ古式は、ヒーリング効果や癒やしなどの、リラクゼーション効果が非常に高いのが特徴です。
タイでは、頭痛、糖尿病、生理不順、風邪の予防、低血圧、食欲不振、喘息、貧血、老化防止、ストレス解消を含めた約60種類の効果があるとしています。
これは、単なる筋肉への刺激だけではなく、血流とリンパに作用する体質改善がマッサージの施術に多く認められるからです。
通常は普通のケアと同じで、専用の施術用の服に着替え、緩い着こなしのまま、まずは問診を受けます。
次に足をぬるま湯で洗い、あるいは蒸したタオルなどで足先を温め、ベッドにうつ伏せ、仰向けなどで指示されるとおりに横になり、心臓から遠い部位からマッサージを開始します。
身体のエネルギーラインに沿ってマッサージが行われ、片足で約30分、下半身で60分、上半身で60分ほどマッサージが行われます。ヒーリング効果や癒やし効果など、精神的なリラクゼーションも含まれる方法です。
全身の筋肉を伸ばすので、揉み返しが起こりにくく代謝もアップ!
こっている箇所だけをほぐそうとする一般的なマッサージでは、ほぐれた筋肉は急激に元に戻ろうとするため、マッサージ後や翌日以降に痛みやだるさを感じる『揉み返し』になることがあります。
しかしタイ古式マッサージは、こっている部分だけをいきなりほぐすのではなく、全身の筋肉をストレッチでしっかり伸ばしながら悩みの箇所にアプローチしていきます。
そうしてほぐれた筋肉は3週間ほどかけてゆっくり元の状態に戻っていくので、揉み返しが起こりにくいだけでなく、マッサージの効果が長く続く人も。
さらに、繰り返し続ければ代謝が上がって疲れにくい体に。
よくある質問
Q1. 痛みを感じることは?
痛みはほとんどなく、眠ってしまうほどのリラックス効果ゆったりとしたリズムで筋肉に働きかけるので、強い痛みを感じることはほとんどなく、あまりの気持ちよさに眠ってしまう人も。
血液の巡りが悪くなっていると痛みを感じることもありますが、老廃物の詰まりをしっかり流すことでむくみやだるさが取れ、施術後は体がすっきり軽くなります。
くせになる「イタ気持ちよさ」がタイ古式マッサージの醍醐味です。
Q2. おすすめのコースは?
90分以上のコースが断然おすすめ!
タイ古式は、タイ本国では2時間以上かけて行うのが一般的です。
タイの伝統医学では局部的なコリや不調は、全身の血流が滞っているのが原因だと考えます。
そのため、指圧やストレッチで頭の先から足の先までゆっくりとしたリズムで施術を行い、血流を改善し自然治癒能力を高めることがタイ古式マッサージの目的となります。
またタイ古式マッサージでは身体の大きな比重を占める足の施術を重視しますが、その理由も同じ考えがベースになっています。
時間がない方向けのショートコースもございますが、お時間に余裕がある方は90分以上のコースをおすすめしています。実際に受けてみると「アッ!」という間に時間が過ぎてしまいますよ!
Q3. マッサージの前に食事をしても大丈夫?
食後すぐは避けた方が…食後は消化を助けるために全身の血液が胃や腸に集まります。
ケアを受けることにより身体全体の血流は改善されますが、逆に胃や腸に集まった血液が分散されてしまい、消化吸収が妨げられてしまいます。
またタイ古式では、うつ伏せ寝ている状態で上半身を押すような手技もあります。
あまり満腹の状態ではお腹が苦しくリラックスしにくくなります。食事の直後は避けた方がいいでしょう。
Q4. 身体が硬いけど大丈夫?
身体が硬い人ほど効果が期待できます!
筋肉が硬くなると内部の圧力が高まり、血流を圧迫して血液が滞りやすくなります。
その結果、酸素不足が起こり、筋肉を緩めるためのエネルギーが不足して、より筋肉が緩みにくくなります。
酸素不足が深刻化すると、周囲の細胞から痛み物質が分泌され、脳に酸素不足のSOSを送ります。
タイ古式で筋肉の緊張を取り、筋肉の柔軟性を高めて血流が促進されると酸素不足が解消し、痛みやコリが軽減されます。
つまり身体が硬い人ほど、効果が期待できるというわけです。
Q5. 施術の効果を持続させる方法は?
タイ古式でほぐれた筋肉は3週間ほどで元の状態に戻るので、3週間に1度を目安に続けると効果的。
さらに日常的にストレッチや運動をするなどして筋肉を伸ばしていると、コリにくく疲れにくい体になっていきます。
ずっと同じ姿勢でいたり体が固まっていると感じたら、大きく伸びをしたり屈伸をしたりその場でできる簡単なストレッチをしてみてください。
また、体が温まった状態で行うとより効果が期待できるので、お風呂上りのストレッチもおすすめです!